台風・豪雨シーズン前の建物点検とは|事前の点検ポイントから被害後の応急対応・修繕までわかりやすく解説
📋 目次
1. 台風・豪雨シーズン前に建物点検が必要な理由
台風シーズンが近づくと、自分の建物がどこまで風水害に耐えられるか、気になっていませんか。
台風・豪雨で建物に起こりやすい被害
静岡県は例年、夏から秋にかけて台風の影響を受けやすい地域です。強風は外壁材の破損や、飛来物による損傷を招きます。豪雨では屋上防水層の劣化箇所から雨漏りが発生し、排水口が詰まっていれば浸水につながるでしょう。台風・豪雨で建物に起こりやすい被害は、次のとおりです。
台風・豪雨で起こりやすい建物被害
- 強風による外壁材の破損・飛来物の衝突
- 豪雨による雨漏り・浸水
- 屋上や雨樋への飛来物の堆積
テナントや入居者がいる建物では、被害の長期化が信頼や賃料収入への影響に直結する点も無視できません。事前に建物の状態を把握しておけば、被害の多くは防げます。まずは自分の建物のリスクを具体的に把握しておくべきです。
法定点検だけでは防げない台風被害
消防設備点検や建築基準法12条点検を実施済みだからと、安心してしまう建物オーナーもいます。ただしこれらの法定点検は火災や老朽化への備えが中心で、台風・豪雨による風水害への対策とは別の制度です。消防法に基づく点検は消防長または消防署長へ、建築基準法12条点検は特定行政庁へ報告する制度であり、いずれも風水害対策を直接の目的とはしていません。つまり法定点検を毎年きちんと実施していても、台風前の点検は別に用意しておく必要があります。この違いを理解しておけば、シーズン前に取るべき対策も見えてくるでしょう。
2. 台風前に確認しておきたい点検ポイント
外壁・屋上・雨樋など、台風前に見ておきたい箇所は建物全体に広がっています。
外壁・シーリングの点検ポイント
外壁のひび割れやシーリング材の劣化は、雨水の浸入口になりやすい代表的な箇所です。特に築年数が経過した建物では、シーリングの硬化・剥離が進んでいる場合があります。台風前には、次のポイントを確認しておくと安心です。
外壁・シーリングの確認ポイント
- 外壁のひび割れ・浮き・欠損の有無
- シーリング材のひび割れ・肉やせ・剥離
- 塗膜の変色やチョーキング現象
これらの症状が見られる場合は、台風による雨水浸入のリスクが高まっている可能性があります。早めの確認が、被害を防ぐポイントです。
屋上防水・排水設備の点検ポイント
屋上は雨水が集中する場所であり、防水層の劣化や排水口の詰まりがあると被害に直結します。ドレン(排水口)まわりに落ち葉やゴミが溜まっていると、雨水が正常に流れず、雨漏りや漏水の原因になるでしょう。台風前には、次の箇所を確認しておく必要があります。
屋上防水・排水設備の確認ポイント
- 屋上防水層のふくれ・破断・目地のひび割れ
- ドレン(排水口)まわりのゴミ・落ち葉の堆積
- 立ち上がり部分のシーリング劣化
排水経路を普段から確保しておけば、豪雨時の浸水リスクを大きく減らせるはずです。清掃は台風シーズン前の実施が望まれます。
雨樋・窓サッシまわりの点検ポイント
雨樋の詰まりや破損は、豪雨時の排水を妨げ、外壁への水の回り込みを招く原因です。窓サッシまわりのシーリング劣化も、室内浸水を招く要因と言えます。台風前には、次のポイントを見落とさないようにしてください。
雨樋・窓サッシまわりの確認ポイント
- 雨樋の詰まり・破損・勾配のずれ
- 窓サッシまわりのシーリングのひび割れ・剥離
- サッシの建て付け不良による隙間
小さな隙間の放置は、室内への浸水を招く要因です。日常点検の中で違和感に気づいたら、早めの対応が望まれます。
自分で点検できる範囲とプロに任せるべき範囲
台風前点検のすべてを、自分だけで済ませる必要はありません。地上や窓越しから確認できる範囲と、高所作業が必要な範囲を分けて考える必要があります。自分でできる点検と、専門業者に任せたい点検の目安は、次のとおりです。
| 点検箇所 | 自分でできる範囲 | プロに任せたい範囲 |
|---|---|---|
| 外壁 | 地上からの目視確認 | 高所のひび割れ・浮きの詳細調査 |
| 屋上 | 双眼鏡での遠目確認 | 昇降を伴う防水層・ドレンの点検 |
| 雨樋 | 地上から見える範囲の詰まり確認 | 高所での清掃・交換作業 |
屋根や屋上への昇降を伴う点検は転落の危険を伴うため、無理をせず専門業者に相談してください。判断に迷う場合も、点検の専門業者に確認すると安心です。
3. 台風被害が出たときの応急対応の流れ
実際に台風被害が出てしまったときは、慌てず順を追った対応が被害の拡大を防ぎます。
安全確認と被害状況の記録
まず優先すべきは、自分や家族・従業員の安全確保です。屋根や外壁の損傷箇所には近づかず、周囲の状況を確認してください。強風による飛来物や、垂れ下がった配線・看板にも注意が必要です。安全が確認できたら、被害箇所をスマートフォンなどで撮影し、記録に残しておく必要があります。この記録は、後日の保険金請求や業者への説明の際に役立つはずです。
応急処置の考え方とブルーシート養生
被害の拡大を防ぐための応急処置は、あくまで一時的な対応にとどまります。雨漏り箇所にブルーシートを掛けて養生する方法が代表的で、破損した屋根材や外壁の飛散防止にも効果的です。ただし高所での作業は危険を伴うため、無理な自己施工は避けてください。応急処置が済んだら、早めの専門業者への連絡が求められます。
応急処置後に注意したい業者選び
台風の後に注意したいのが、被害に付け込んで高額な工事を持ちかける訪問業者です。契約を急がせる、その場での即決を求めるといった業者には警戒してください。複数の業者から見積もりを取り、工事内容や金額に納得したうえでの契約が望まれます。地域で長く実績のある業者や、法定点検も手がける専門業者であれば、応急処置から本格修繕まで一貫して相談できるはずです。
4. 応急処置から本格修繕への進め方
応急処置で被害の拡大を止めたあとは、本格的な修繕につなげるかどうかの判断が求められます。
外壁打診調査による被害範囲の確認
台風で外壁に衝撃が加わると、目に見えるひび割れの内側で浮きや剥離が進んでいくでしょう。外壁打診調査は、外壁材をハンマーなどで打診し、内部の異常を音の違いで見つける調査方法です。近年はドローンを使った赤外線調査など、高所に足場を組まずに実施できる手法も広がっています。被害の範囲を正確に把握できれば、必要な修繕箇所を過不足なく特定できるはずです。調査方法の違いや選び方は、外壁の打診調査はドローンでもできる?をご確認ください。
屋上防水工事による再発防止
屋上防水工事は、劣化した防水層を補修・更新し、雨漏りの再発を防ぐための工事です。工法にはウレタン防水・シート防水・アスファルト防水などがあり、建物の形状や劣化状況によって適した工法が異なります。台風による飛来物の衝突で防水層が傷ついていた場合、目視だけでは劣化の程度を正確に判断できません。応急処置のブルーシート養生のままでは、防水層の劣化が進み、被害が繰り返される点に注意が必要です。工法ごとの特徴や選び方は、屋上防水工事の種類とはをご覧ください。
大規模修繕とあわせた検討のタイミング
外壁や屋上の被害が広範囲に及ぶ場合は、部分的な修繕を繰り返しても、根本的な解決にはつながりません。特に築年数が経過し、複数箇所で劣化が進んでいる建物では、大規模修繕とあわせて一度に対応したほうが、足場費用等を抑えられます。台風被害をきっかけに、建物全体の修繕計画の見直しも1つの選択肢です。修繕の進め方全体は、大規模修繕工事の進め方とはで解説しています。
5. 台風・大雨シーズンの点検・修繕相談はコーセイ株式会社へ
台風前の点検から被害後の修繕まで、まとめて相談できる窓口があると安心です。
消防設備点検・12条点検・修繕改修工事を一体で相談できる強み
💡 点検から修繕までワンストップで対応
コーセイ株式会社は、消防設備点検・建築基準法12条点検・修繕改修工事を静岡県内で一体的に手がけています。ビル・工場・店舗・共同住宅など、建物の種類による制限はありません。法定点検で建物の状態を日頃から把握しているからこそ、台風前点検や被害後の修繕まで状況に応じた提案が可能です。点検・応急対応・本格修繕を別々の業者に依頼する必要がなく、窓口を一本化できます。
静岡県内での相談の流れ
相談から対応までの流れは、次のとおりです。
相談から対応までの4ステップ
- 電話またはWebフォームでの問い合わせ
- 現地調査の日程調整
- 点検・診断結果と見積もりの説明
- 工事内容に納得したうえでの依頼
現地調査は静岡県内の建物を対象に、コーセイ株式会社のスタッフが直接訪問して実施します。見積もり内容や工事の進め方について、疑問点があれば遠慮なくご相談ください。
台風・豪雨シーズン前の点検から被害後の応急対応・本格修繕まで、押さえておきたいポイントを紹介しました。点検の時間が取れない方や、業者選びに迷っている方もいらっしゃるでしょう。コーセイ株式会社では、台風・大雨シーズンの建物点検や被害後の修繕のご相談を承っています。静岡県内の建物・施設を対象に、現地調査から工事対応まで一貫した対応が可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。
台風・大雨シーズンの建物点検・修繕のご相談はコーセイ株式会社へ
事前点検から台風被害後の応急対応、外壁打診調査・屋上防水工事・大規模修繕まで、静岡県内で一貫してサポートします。
相談・現地確認・お見積もりは完全無料
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