【浜松市・駐車場】泡消火設備の一斉開放弁15年点検!車を汚さない養生技術を公開 | コーセイ株式会社

ビル駐車場で一斉開放弁を点検するプロフェッショナルな有資格スタッフの様子|コーセイ株式会社
静岡県浜松市内にあるビル駐車場にて、消防法に基づく「泡消火設備の一斉開放弁(いっせいかいほうべん)の作動・機能点検」を実施いたしました。
泡消火設備は、万が一の車両火災の際に人命と建物を守る極めて重要な消火システムですが、「点検時に駐車場や大切な車両が水で汚れてしまうのでは?」と不安を抱かれるオーナー様も少なくありません。
今回は、コーセイが誇る「駐車場を一切汚さない徹底した飛散防止養生」と実際の試験風景をご紹介しながら、一斉開放弁点検における「15年ルール」の重要性を解説します。
施工・点検概要
施工エリア 静岡県浜松市
建物種別 ビル(自走式駐車場)
対象設備 泡消火設備(一斉開放弁、手動起動装置)
作業内容 手動起動装置による作動機能点検、テスト用バルブからの消火薬剤の吐出確認、復旧確認
点検の根拠 消防法に基づく「設置後15年経過(その後5年ごと)」の義務化点検

1. 【プロの見識】なぜ駐車場の消火には「水」ではなく「泡」なのか?

ビルやマンションの屋内駐車場、特に地下駐車場などの密閉空間には、一般的な水を使ったスプリンクラーではなく、必ずと言っていいほど「泡消火設備」が導入されています。

その最大の理由は、駐車場で想定される火災がガソリンやオイルなどの「油火災(B火災)」だからです。油火災に対して水を放射してしまうと、水よりも軽いガソリンや油が水面に浮いたまま広がり、かえって火災を大きく拡大させる深刻な二次災害を招きかねません。

そこで活躍するのが泡消火設備です。消火薬剤を水と混合させて空気と混ぜ合わせることで、軽くて緻密な消火用の「泡」を作り出します。この泡が燃焼している油の表面をピタッと覆い尽くし、酸素を物理的にシャットアウトする「窒息消火」を行い、泡に含まれる水分による「冷却効果」も加わることで、油火災をスピーディーかつ確実に鎮火させる仕組みになっています。

2. 消防法で義務付けられた「一斉開放弁の15年点検ルール」とは

この泡消火設備を稼働させる上で、もっとも重要な役割を果たしている「蛇口」とも言える存在が「一斉開放弁(いっせいかいほうべん)」です。普段は配管内に消火水が流れないよう強固に閉じていますが、火災を感知した際、あるいは起動スイッチが押された際に瞬時にバルブを開放して消火液を駐車場天井のノズルへ送り込む役割を持っています。

しかし、長年にわたり作動させていないバルブは、内部の金属部品のサビやゴムパッキンの固着などが原因で、「いざ火災が起きたときに固まって開かない」という致命的な作動不良に陥るリスクを抱えています。

⚠️ 消防法の定期調査基準改正(一斉開放弁の点検期間)
消防法により、泡消火設備における一斉開放弁の機能点検は、現在以下のサイクルでの実施が厳格に義務付けられています。
  • 設置後15年を経過したもの: 設置から15年以内に、必ず一斉開放弁の作動機能点検(全数)を行うこと。
  • 実施後5年を経過したもの: 初回点検完了後も、5年を経過するごとに同様の点検を繰り返し行うこと。

「ビルの建設から15年近く、一度も点検や交換をしたことがない…」という場合は、法令違反にあたるだけでなく、万が一の事故の際に大切な建物や車両を失ってしまうリスクがあるため、早急な対応が必要不可欠です。

3. 現場公開:駐車場を絶対に汚さない!コーセイこだわりの飛散防止養生

泡消火設備の試験と聞くと、「駐車場が泡だらけになって汚れる」「大切な車に水がかかるのではないか」と心配されるオーナー様もいらっしゃいます。

コーセイでは、建物内の壁面や共用部、床面を一滴の水・薬剤でも汚さないよう、独自の「完全飛散防止養生」を徹底して行っております。実際の現場の様子をご覧ください。

泡消火設備の一斉開放弁テストバルブに飛散防止用ビニール筒を取り付けた養生状態

▲ 一斉開放弁のテスト用バルブ(試験用配管)に飛散防止用のビニール筒を取り付けた状態。

天井部に設置された一斉開放弁のテストバルブに対し、専用のビニール筒を隙間なくミリ単位で装着します。これにより、試験時に圧力がかかったとしても、周囲に液体が漏れ出す心配が一切ありません。

一斉開放弁テストバルブから吐出する泡薬剤を安全に受けるバケツと垂れ下がるビニール筒

▲ 一斉開放弁の機能点検によってテストバルブから吐出する泡消火薬剤を、床面近くで確実に受け止めるバケツとビニール筒の様子。

上部の弁からバケツの底まで一本のビニール筒で「完全密閉された水路」を形成するため、気流によって細かな飛沫が吹き飛ぶこともなく、すべての試験水を完全にバケツの中へ回収できます。

4. 手動起動からテスト用バルブによる泡消火薬剤の吐出確認まで

徹底した養生準備の完了後、実際に手動起動装置(放出試験スイッチ)を操作して連動試験を行います。

泡消火設備の手動起動装置に施された飛散防止用のビニール筒による養生

▲ 駐車場の手動起動装置。起動スイッチ側の吐出部にもあらかじめ飛散防止用のビニール筒を結束して固定します。

手動起動装置からの吐出水を受けるバケツとビニール筒の連結部分

▲ 手動起動装置の吐出部にセットされた回収用バケツ。垂れ下がったビニール筒からバケツ内へスムーズに消火液が流れるよう設計しています。

手動起動装置を操作することにより、一斉開放弁がカチャリと自動的に開放され、テストバルブを通じて排水ルートへ水が流れ込みます。

安全帯とヘルメットを着用したコーセイのスタッフが一斉開放弁のテストバルブを操作して泡消火薬剤の吐出を確認している様子

▲ 安全帯・ヘルメットを装着した有資格スタッフが、テストバルブの操作によって泡消火薬剤が正常に吐出されているかを確認する様子。

テスト用バルブからの確認において極めて重要なのが、「泡消火薬剤が水と適切な比率で混合され、かつ十分な圧力(勢い)を伴って吐出されているか」のチェックです。

今回点検を行った浜松市のビル駐車場でも、写真の通り白濁したきめ細かな泡消火薬剤が勢いよく吐出され、混合装置(プロポーショナー)および一斉開放弁が問題なく完全な動作パフォーマンスを発揮していることが実証されました。

試験完了後は、テストバルブを完全閉止し、一斉開放弁の2次側のバルブを完全に開放状態に戻します。そして、泡消火設備の制御盤及び火災受信機の復旧確認をし、すべての測定データを記録して終了となります。

浜松市のビル駐車場・泡消火設備点検はコーセイへ

今回の点検により、該当ビル駐車場の一斉開放弁および泡消火設備全体が、法的な動作基準を完全に満たし、万が一の際にも万全に作動することが確認され、ビルオーナー様にも大きな安心をお届けすることができました。

一斉開放弁の「15年点検ルール」や泡消火薬剤の更新は、誤放射を防ぐ徹底したノウハウと、専門の国家資格が必要不可欠な技術領域です。
「うちのビル、そろそろ築15年が経過するが点検は大丈夫だろうか…」「これまでの業者は共用部を汚しそうで心配だ」という浜松市のビルオーナー様、管理会社様は、ぜひコーセイ株式会社にお任せください!
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